摂食障害や性同一性障害をはじめ、統合失調症やうつ病など、さまざまな精神疾患とその治療に「食事」と「性」が及ぼす影響を体系的に解説します。さらに“女性のための精神医学”という視点を重視し、初経、月経、出産、閉経など、女性のライフサイクルに応じた精神医学的問題についても詳述しています。「食事」と「性」というユニークな切り口、さらには「女性」という視点から各種の精神障害についてまとめた、他に類のない精神医学書です。精神医学の専門家だけでなく、産婦人科医、小児科医、プライマリケア医、看護師等のコメディカルスタッフの臨床にも役立つ実践的な内容です。


―目次―

I章　総論
II章　摂食障害
III章　精神疾患における食と性の問題
IV章　性同一性障害
V章　初経周辺期における精神医学的問題
VI章　月経関連障害
VII章　産後精神障害
VIII章　閉経周辺期および男性更年期における精神医学的問題